友の会

全国多発性硬化症
視神経脊髄炎友の会

お世話になります

会長ごあいさつ

友の会ホームページにお越しいただき、またご覧いただきありがとうございます。

私どもは1972年に4人から始まった患者団体です。それ以前に患者の人間として権利は、今では想像もつかない社会環境下にあったと伺っております。先人たちの苦難と努力ならびにあきらめない闘いの中で培ってきたものです。

その当時と比較いたしますと随分と時代は変化し、より豊かになってきました。ですが、豊なりにも苦難は解消されていないと考えております。そのなかで、難病という一つ隔離された表現は未だもって医学、福祉、社会環境においても閉塞は伴っております。

ここ数年、私たちの取り巻く環境は世界的規模による気象変動および感染症疾病、海外における紛争・戦争、貧富の格差拡大、食料問題、物価上昇や健康不安、拡散と翻弄されるインターネット情報、痛ましい事件や事故、希薄な人間関係は遠からず何らかの余波で影響され私たちの安心できる日常生活とは言いにくいものです。

一方で、難病の治療薬は最先端科学の進歩により享受されるようになってきております。MS治療薬の種類も増えNMOSD治療薬も目覚ましく治療の幅が広がると同時にMS,NMOSD,MOG等の開発されている治験や新薬が、そこまで見えてきていると伺っております。ただし、医薬だけ全て万能とは考えておらず医療福祉政策制度の充実、経済の向上、自然災害に向けた取り組みや備えなどを含め、一人ひとりの生きる権利を確認する環境が求められるとあわせてバランスの良い生活が大切です。

そのなかで、友の会は少しでもそのお手伝いが出来るように環境を整えて、ご期待に添えるようにしたいと考えております。

友の会は対面を重視し楽しい患者会を目指して、伝統を継承しつつ、新しいことにチャレンジし未来に向けて歩み続けております。そのためには、皆様のご理解ご支援を力強く賜り、上下関係のない仲間として横のつながりで参加して下さいますようお待ちいたし、よろしくお願い申し上げます。

全国多発性硬化症
視神経脊髄炎友の会

会 長  土橋 隆史